一口に化学と言っても様々な分野があります。無機化学や有機化学、生物化学、分析化学、、、などなど。
その中で物理化学という分野があります。名前のとおり物理と化学を足して2で割ったような分野ですが、苦手とする人が多いです。
モノを対象とする他の分野と違ってエネルギーという目に見えない分かりにくいモノを扱うこともそうですが、おそらくは数学をたくさん使うところに原因がありそうです。
数式を使って実験データを解析することで自然現象を明らかにしていくことが物理化学の目的なので、教科書で出てきた数式を使えればよいといえばたしかにそのとおりです。
一方で、どうやってその数式が出てきたかを理解しておくことも大事です。場合によっては自分なりに数式を組み替えていくことも求められるからです。
ここでは物理化学でよく使われる数学にスポットを当てて、どのように数式を導いていけばよいか紹介します。
数式が解けて自分で導出できるようになると覚えなければいけないことが少なくなります。そうすると、物理化学に対する苦手意識が少しは緩和されるはずです。