平成28年度 化学基礎

平成28年度センター試験【化学基礎】第2問 問2|化学反応式

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

有機化合物の燃焼に関する問題です。

この問題をどうやって解くのがスマートか自分なりに考えてみましたが、あまりしっくりこなくて次の方法で解きました。

 

まず 1.1 g の二酸化炭素 CO2(分子量 44)と 0.90 g の水 H2O(分子量 18)の物質量を計算します。

CO2 の物質量  1.1/44=0.025 mol
H2O の物質量  0.90/18=0.050 mol

この計算結果から、化学反応式で CO2 と H2O の比は 1 : 2 であることがわかります。

 

次に各選択肢の燃焼反応の反応式を書きます。

① CH4+2O2→CO2+2H2O
② 2CH3OH+3O2→2CO2+4H2O
③ HCHO+O2→CO2+H2O
④ C2H4+3O2→2CO2+2H2O
⑤ C2H5OH+3O2→2CO2+3H2O
⑥ CH3COOH+2O2→2CO2+2H2O

この段階で CO2 と H2O の比が 1 : 2 となっていない ③~⑥ はあてはまらないことがわかります。

 

残った ① と ② について、0.80 g のメタン CH4(分子量 16)と 0.80 g のメタノール CH3OH(分子量 32)の物質量を計算します。

CH4 の物質量  0.80/16=0.050 mol
CH3OH の物質量  0.80/32=0.025 mol

①、② ともに CO2 との比は 1 : 1 でなければいけないので、正解は CH3OH です。