電池に関する問題です。
イオン化傾向とはイオンへのなりやすさのことです。
たとえば金属 B のほうがイオン化傾向が大きい、つまりイオンになりやすいとします。
そうすると金属 B は次のような反応を示し、陽イオンとなって溶け出します。
B→B++e–
このとき酸化数は 0 から +1 へ変化しているので、金属 B は酸化されています。
金属 B から電子 e– が出てくるので、イオン化傾向が大きい金属 B からイオン化傾向が小さい金属 A へ電子が流れます。
電流の向きは電子の流れと逆なので、電流は「金属 A → 金属 B」の向きで流れます。
したがってイオン化傾向が大きい金属 B は負極です。