平成28年度 化学基礎

平成28年度センター試験【化学基礎】第1問 問2|共有電子対、非共有電子対

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

参考資料

 

はじめに問題に出てくる原子の最外殻の電子数を考えます。

水素 H は 1 個、窒素 N は 5 個、酸素 O は 6 個、塩素 Cl は 7 個です。

それを表わしたのが図1です。

参考資料 図1

これを基に、問題に与えられている分子またはイオンの図を作っていきます。

 

電子 2 個で 1 つの結合を作るので、それぞれの原子でペアになっていない電子を使います。

そうすると図2が得られます。

参考資料 図2

共有電子対は原子どうしで共有されている電子対、非共有電子対は原子どうしで共有されていない電子対のことです。

したがってそれぞれの電子対の数は次のとおりです。

①共有電子対:2 組、非共有電子対:2 組
②共有電子対:1 組、非共有電子対:3 組
③共有電子対:3 組、非共有電子対:1 組
④共有電子対:4 組、非共有電子対:0 組
⑤共有電子対:1 組、非共有電子対:3 組
⑥共有電子対:1 組、非共有電子対:6 組