以前、固体面の濡れについて紹介したことがあります。
濡れとは固体面の上に置いた液体の拡がり方のことです(詳細は濡れのカテゴリーをどうぞ)。
今回、簡単に手に入る身近なもので撥水性の高いものがあったので紹介します。
それは森永乳業のヨーグルトのフタです。

こちらは消費者の要望に応えて開発された、ヨーグルトが付かないフタです。
これがまたなかなか完成度が高くて、フタを開けたときに見事なまでにヨーグルトが付いていません。
フタの裏をよく見てみると、細かい凸凹があります。

手で触ってみるとよくわかります。
この凸凹が大事ということは以前に少し説明しました。
このフタの裏に水を乗せると丸くなります。

これは結構な撥水性です。
フタを斜めにして水を乗せると、気持ちいいくらいにコロコロ転がっていきます。
テフロン加工されたフライパンでもコロコロすると思いますが、このフタの上での転がり具合も見事なので、もしこのヨーグルトを食べる機会があったら試してみてください。