前回までに、分数の足し算、引き算、掛け算を見てきたので、ついでに割り算も見ておきましょう。
分数の割り算は分子と分母を入れ替えて掛けるようにします。
たとえば次のように計算します。
(2/3)÷(4/5)=(2/3)×(5/4)= 5/6
計算するだけなら、この方法を覚えておけば十分です。
ちなみに、分子と分母が入れ替わった数字を逆数といいます。
なぜこのように計算するのかということですが、あまりうまい説明が思い浮かびません。
むりやり説明してみると、1つは分数は割り算と同じということを使います。
1/2 = 1 ÷ 2
ここで、割るほうの数字の逆数をとると答えが合います。
1 ÷ 2 = 1 ×(1/2)= 1/2
もう1つの説明として、次の計算を図に示してみましょう。
(1/2)÷(1/4)=(1/2)× 4 = 2
この計算は 1/2 の中に 1/4 がいくつ入るかという計算です。
そう考えると、図1からわかるように 2 が答えです。
参考資料 図1
どちらの説明も答えが合うから逆数をとる、というふうになっているので説明にはなっていませんが、1つのヒントとして参考にしてみてください。
数回にわたって分数の計算を見てきましたが、図の説明はあくまで参考程度で、方法を覚えて計算ができるようになればそれで十分です。