濃度

濃度-01|まずはダースから始めましょう

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今回から数回にわたって、濃度について紹介することにしました。

濃度を理解するために

一口に濃度といっても、世の中にはたくさんの種類の濃度があります。

化学系だと、溶液の濃度を表すときにモル濃度がよく使われます。

実験するときに溶液調製は必要不可欠ですが、溶液の濃度計算が苦手という方も多いです。

そこで、モル濃度を中心に濃度計算を見ていきます。

モル濃度を理解するためにはモル \(\small\text{mol}\) という単位を理解しなければいけません。

化学に特有のこの単位を理解するためにも、まずは身近な例としてダースを考えてみましょう。

1ダースは 12 個

ご存知のとおり、1ダースは 12 個を意味します。

鉛筆1ダースは 12 本、2ダースは 24 本、、、です。

式では次のように表されます。

〇ダース × 12 本 = △本

それでは鉛筆 120 本は何ダースでしょうか。

1ダースが 12 本だから、120 本は 10 ダースとなりますよね。

式では次のように表されます。

〇ダース = △本 / 12 本

この式は上で書いた式の両辺を 12 本で割ったものです。

まずはこの計算を確認してください。

同じ1ダースでも重さが違います

もう1つ大事なことがあります。

それは同じ1ダースでも、モノによって重さが違うことです。

鉛筆 12 本と本 12 冊と車 12 台。

どれも同じ1ダースですが、合計の重さが違うことはすぐにわかります。

基本的な考え方は同じなので、ここの話がわかるだけでもモル \(\small\text{mol}\) のイメージがつかみやすくなります。

それについてはまた次回にお話しします。