濃度-02|ダースからモルへ

前回はダースを例に出しましたが、化学でよく使うモル \(\small\text{mol}\) も同じような考え方ができます。以下、ダースと比較しながらモルの基本的な考え方を見てみましょう。

まず基本の確認ですが、1ダースは 12 個を表します。

1ダース = 12 個

これに対して、1モルは原子や分子が 6 × 1023 個(←これをアボガドロ定数といいます)集まったものを表します。

1モル = 6 × 1023 個

単に個数が大きくなっただけで、あとの計算は同じです。

鉛筆〇ダースの本数は次の式で計算できます。

〇ダース × 12 本 = △本

同じように、ある分子〇モルの個数は次の式で計算できます。

〇モル × (6 × 1023 個) = △個

鉛筆△本が何ダースか計算するためには、上の式の両辺を 12 本で割ればよいです。

〇ダース = △本 / 12 本

同じように、ある分子△個が何モルか計算するためには、上の式の両辺を 6 × 1023 個で割ればよいです。

〇モル = △個 / (6 × 1023 個)

だから「12 × 1023 個の水分子は何モルですか?」という問題があれば、次のように計算します。

(12 × 1023 個) / (6 × 1023 個) =2モル

このように、まずはダースと同じ考え方でモルを考えていけばよいです。

ところで、溶液を作ったことがあればわかりますが、実際には個数を数えるわけではありません。食塩 \(\small 5\,\text{g}\) を水に溶かして \(\small 1\,\text{L}\) の食塩水を作る、というように、実際には物質の重さを量って溶液を作るのが普通です。

そこで、今回お話しした個数の話と重さの話をつなげることが次回の内容です。

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