酸とアルカリ-6|色とは何でしょう?

前回、紫キャベツの指示薬を作って、その色が変わる様子を観察しました。

色が変わる原理が気になるところですが、その前にそもそも色とは何か、考えてみましょう。

 

光は波の性質を持っています。

波の特徴は、波長とよばれる波の周期的な繰り返しの長さで決まります。

人が色として認識できる光の波長はおよそ 380 nm ~ 780 nm(1 nm = 10-9 m)程度です。

波長が短い 380 nm あたりの波は紫色で、そこから波長が長くなるにつれて青色、緑色、黄色と変わっていき、波長が長い 780 nm あたりの波は赤色として、人は光を認識します。

よく耳にする紫外線の波長は 380 nm より小さく「紫の外」であり、赤外線の波長は 780 nm より大きく「赤の外」であるわけです。

 

虹が良い例です。

太陽光はもともと色々な波長の光を含んでいるため、特に何色でもない白色光です。

雨が降ると、雨粒で太陽光が波長ごとに分離されます。

そうすることで紫色や赤色など、色ごとに太陽光が観察できるようになり、それを虹として私たちは見ています。

 

波長によって認識される色が違うというのが大事なことです。

 

そしてもう1つ。

たとえば赤色のモノがあったとします。

ここまでの話から、そのモノは 780 nm ぐらいの光を出してるんだな、ということがわかります。

ではそれはもともとどこから来ているのでしょうか?

それは色々な波長の光を含んだ白色光がそのモノに当たったとき、780 nm ぐらいの光以外は、たとえば青色や緑色の光は全部そのモノに吸収されてしまっている、ということなのです。

そうして 780 nm ぐらいの光だけはそのモノから反射されて人の目に届き、赤く見えているわけです。

色が違うモノがあると、目に届いている光の波長が違うともいえますし、そのモノが吸収している光の波長が違うともいえます。

 

このことをふまえて、次回は紫キャベツの指示薬の色が変わったことを考えてみましょう。

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