高分子化合物に関する問題です。
この問題も、覚えていないとできない系の問題かなと思います。
私は記憶力に乏しいので、こういう問題は苦手です。。
分子量が1万以上の化合物を高分子化合物といいますが、その中でも身のまわりでよく利用されている合成高分子について問題が作られています。
たとえばポリエチレンはエチレン同士がたくさんくっついたもの、ポリスチレンはスチレン同士がたくさんくっついたもの、ポリアクリロニトリルはアクリロニトリル同士がたくさんくっついたものです。
図1を見てわかるように、もとになっている成分は二重結合をもっています。
参考資料 図1
この二重結合のうち1本を切って結合の手を広げて、たくさんくっついていくというイメージです。
ポリエチレンやポリスチレンのような高分子は加熱するとやわらかくなって、形を整えることができます。
このような高分子を熱可塑性樹脂とよびます。
一方、フェノール樹脂やメラミン樹脂のような高分子は加熱すると固まってしまいます。
このような高分子を熱硬化性樹脂とよびます。
フェノール樹脂やメラミン樹脂はホルムアルデヒドを間にはさんで作られる高分子で、おそらくこのホルムアルデヒドがあることが加熱により固まることと関係あるのではないかと思います。