炭酸ナトリウム Na2CO3 を合成する方法はアンモニア・ソーダ法(ソルベー法)と呼ばれています。
はじめに、食塩水にアンモニアと二酸化炭素を反応させて炭酸水素ナトリウム NaHCO3(化合物 A)を合成します。
参考資料 (1)式
次に、炭酸水素ナトリウムを加熱処理して炭酸ナトリウムを得ます。
参考資料 (2)式
この反応式から、炭酸水素ナトリウム 2 mol から炭酸ナトリウム 1 mol が得られることがわかります。
これをふまえて炭酸ナトリウムが得られる量を計算しましょう。
10 kg(=10,000 g)の炭酸水素ナトリウム(式量:84)の物質量
参考資料 (3)式
得られる炭酸ナトリウムの物質量
参考資料 (4)式
得られる炭酸ナトリウム(式量:106)の質量
参考資料 (5)式
塩化ナトリウム NaCl を高温で溶融して電気分解するとナトリウム Na が得られます。