それぞれの選択肢を見てみましょう。
①:カリウム K は密度が小さく(20℃ で 0.856 g/cm3)、やわらかい金属です。
インターネットで検索して、写真を見てみると良いです。
②:たいていの金属は酸化力のある酸と反応します。
③:金属が陽イオンになろうとする傾向をイオン化傾向といいます。
主な元素の順番は以下のとおり。
K > Ca > Na > Mg > Zn > Cr > Fe(II) > Cd > Co > Ni > Sn > Pb > Fe(III) > H > Cu > Hg > Ag > Au
金属表面に酸化物が生じて反応が進まなくなる状態を不動態といい、鉄と濃硝酸の組み合わせで起こります。
④:水素吸蔵合金は水素を可逆的に速やかに吸収する合金のことで、温度によって吸収・放出を繰り返すことができます。
ニッケル-水素電池は次のような反応を示します。
MhH2+2NiOOH⇌Mh+2Ni(OH)2
Mh は水素吸蔵合金を表わし、反応が右に進むと水素を放出して放電、左に進むと水素を吸収して充電となります。
⑤:上述したように、亜鉛 Zn は鉄 Fe よりイオン化傾向が大きいです。
トタンは亜鉛で鉄の表面をめっきしたものですが、もし亜鉛のほうがイオン化傾向が小さければ、トタンの表面に傷がついて鉄が顔を出したとき、鉄から先に変化して(つまり錆びて)しまいます。