ぱっと見た感じ、この問題は複雑そうです。
基礎的な内容に少しひねりが加えてあって、うまく作られています。
テスト中は焦ってしまうかもしれませんが、できるだけ落ち着いて考えましょう。
まずはメタン CH4、エタン C2H6、エチレン C2H4、プロパン C3H8 を 1 mol 燃やしたときの熱化学方程式を書きます。
参考資料 (1)式
これらの熱化学方程式から、次のことがわかります。
1 mol の CH4 の燃焼で 1 mol の CO2 が 890 kJ の熱とともに発生
1 mol の C2H6 の燃焼で 2 mol の CO2 が 1560 kJ の熱とともに発生
1 mol の C2H4 の燃焼で 2 mol の CO2 が 1410 kJ の熱とともに発生
1 mol の C3H8 の燃焼で 3 mol の CO2 が 2220 kJ の熱とともに発生
さてこの問題では同じ熱量を発生させたときの CO2 の物質量が必要です。
その考え方はいろいろありますが、ここでは 1 kJ の熱が発生したときの CO2 の発生量で比較してみます。
参考資料 (2)式
まさにこれが問題で聞かれているものなので、この大小関係を比較すればよいです。
C2H4 > C3H8 > C2H6 > CH4